人間の堕落の真相


お釈迦様は、妻と子がある立場でありましたが、出家され、お悟りを得られた後にも、再び家庭を持たれようとはなさいませんでした。そのような家庭生活の中に、「苦」を見出したからであり、お悟りの境地を保とうとすれば、家庭生活をすることが出来なかったと思われるのであります。

その理由とはどのようなことがあるのでしょうか?
仏教とキリスト教では、その説明の仕方が異なります。キリスト教では、「創世記」の失楽園の物語に示されているように、人類始祖のアダムとエバ(イヴ)が堕落することによって、その子孫である全人類が原罪を持つようになったと言っています。

仏教には、同様の伝承はないようなのですが、『法華経』には、多くの譬喩が説かれており、その譬喩を考察してみると、キリスト教と同じ結論を下すことが出来るのであります。