法華経
法華経 写経
紺紙金泥法華経(こんしきんでいほけきょう)
紺紙に金泥で書かれた法華経八巻。
上質の材料と華美な意匠をこらした装飾経の一つで、中世初期のものと推定される。藍で紙を紺色に染めて、金粉を膠(にかわ)で溶いて文字を記しています。
また、界線(かいせん)には銀が用いられています。
それぞれ法華経の前と後ろに位置づけられる無量義経(むりょうぎきょう)(開経)と
観普賢経(かんふげんきょう)(結経)も合わせて、10巻全てがそろって残されています。
千光寺蔵。
現在岡山県立博物館
注 法華経(ほけきょう) 開結共(かいけつとも)
日蓮自注 (にちれんじちゅう)(国指定重要文化財 書跡)
叡山版『法華経10巻』に日蓮が注釈(ちゅうしゃく)を加えたものです。
日蓮は260種類以上もの経文、経書から学んだ知識を法華経の料紙の上に細かく記入しました。
弘安5年(1282)10月に日蓮が61歳で入滅する3日前に、妙法華寺の開山僧の日昭上人に譲与されたものです。
法華経方便品(ほけきょうほうべんぼん)
竹生島経(ちくぶしまきょう)
紙本墨書 国宝
縦26.8 全長532.7
平安時代 11世紀
「一字蓮台法華経」 国宝
福島県会津美里町 天台宗 道樹山龍興寺
平安時代後期
一字蓮台法華経開結は、法華経に経文の一文字を一仏と見立てて蓮台の上に乗せるように書写した装飾経。
もともと10巻あったといわれているが第6巻が欠けており、9巻のみが現存する。
1952年(昭和27年)国宝指定。
紺紙金字法華経(こんしきんじほけきょう) 8巻 縦29.5cm
行田市前谷1426 光明寺 江戸時代
市指定有形文化財 昭和34年3月19日 指定
8巻28品からなる法華経が写経の中心となっていました。
8巻のうち3巻が交互に金銀泥で書かれ、他の5巻は金泥で文字も鮮麗。
背銘文は、祈願を込めて菩薩のために書かれた文字が、やはり金銀泥で全て異なった筆で多数書かれています。
紙背には奉納者の名前が朱字で多数記されている。
扇面法華経冊子(せんめんほけきょうさっし)
大阪市・四天王寺蔵の装飾経。
扇形に切った料紙(扇面)に絵を描いて2つに折り、折り目で貼り合わせて冊子とし、そこに法華経書写したもの。
平家納経 法華経法師功徳品第十九
平安時代 長寛2年(1164)
厳島神社蔵 国宝
「平家納経 法華経陀羅尼品第二十六」
平安時代 長寛2年(1164)
厳島神社蔵 国宝
「平家納経」法華経薬王菩薩本事品第23
(細見美術館蔵)
田中親美の模写
紺紙金泥法華経
法華経一部8巻、開結経2巻合わせて10巻。
紺紙に金泥で写経されている。
縦 28センチメートル 長さ 900cm
蒲郡市指定文化財 昭和42年10月11日
上本町 長存寺
紙本妙法蓮華経巻子八巻(しほんみょうほうれんげきょうかんずはっかん)
砺波市指定文化財(古文書)昭和40年7月24日
法華経の写経で、巻子(かんず)八軸からなる。
幅約25cm、長さ各巻約10.5m。
六角水晶軸の巻物。
奥書はなく筆者は不明。
平安後期
「妙法蓮華経観世音菩薩普門品(みょうほうれんげきょうかんぜおんぼさつふもんぼん)」
法華経普門品(装飾経)一巻〈重要文化財〉(ほけきょうふもんぼん(そうしょくきょう)いっかん)
平安時代後期
京都国立博物館蔵
重要文化財 法華経 久能寺経
多宝塔は、「法華経」見宝塔品第十一に出てくる。
釈迦が霊鷲山で法華経を説法していると多宝如来の塔が出現した。
この宝塔は多宝如来の塔であった。
多宝如来は釈迦の説く法華経を正しいと述べ、
釈迦とともに並んで座ったといわれる。
「多宝塔」の名称はこの法華経の所説に由来するものと思われる。
1960年代、立正佼成会にける法華経の信仰と、統一教会(現在:家庭連合)の教えである統一原理の混同もしくは融合らしきものが見受けられた。
1962年9月7日、崔奉春宣教師と立正佼成会の庭野日敬会長が会談を持った結果として、立正佼成会の青年たちを統一教会の40日修練会に参加させることが合意された。
立正佼成会は、日本統一教会(世界平和統一家庭連合)初期の信徒たちの重要な構成要素となっていった。
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